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 県が土佐郡内の公営下水道工事の入札で「総合評価落札方式」を試行した結果、応札した16社中7番目に低い入札の業者が落札した。入札価格に技術力評価を加算する技術提案型の入札方法で、県は近く着工予定の同工事が提案通り施工されるかを監督し、今後も試行を重ねて制度定着への課題を検証する。

 同方式は入札価格に加え、工期の短縮や騒音の低減など業者の技術力を評価。最低額で入札した業者が落札するとは限らないため、業者の技術力向上や近隣住民などに配慮した施工が期待できるメリットがある。

 試行したのは、土佐君土佐町で実施する公共下水工事。同町の中心部を通る国道439号の下に汚水管を埋めるため、県は「交通に与える影響が大きい」として、片側通行規制の日数と国道を掘り起こす開削距離の短縮(各0〜5点を加算)について、入札前に業者から技術提案を受けた。

 その結果、高知市の業者(東山建設株式会社)が全長1,080メートルのうち963メートルを開削せず、横穴を掘る推進工法で施工する技術を提案。開削距離の大幅短縮に伴って通行規制の日数も少なくなり、県はこの業者に10点満点で9.2点を加算。入札価格1億1400万円は最低額を300万円上回ったものの、加算店が他の業者を大きく引き離した。

 県建設管理課は「工事の選定に識者の意見聴取が求められるなど、県側の事務も多く、本格導入には発注の簡素化が課題だ」としている。



■記事/H16年6月高知新聞■
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